厨房への使用は実績もあまりなく、お薦め出来ません。
具体的な試験データはありませんが、高温の油が飛び散ると溶ける、また、油によって滑りやすくなることから、安全性に対する問題があります。
塩ビは100℃位で軟化し始め、カレンダー工程を通す温度が150~160℃、最終加工温度は180~200℃ですので、厨房で使用する高温の油(180~200℃)がこぼれた場合、塩ビ床材はダメージを受け変色・膨れが起きます。
また、長尺シートも塩ビ製品の為、フロアタイルと同様に耐熱性には限度がありますが、油による防滑性能の面で言えば、長尺塩ビシートのニューセーフティーがお勧めです。